日経平均は165円高と4日ぶり反発し高値引け、業種別では26業種が上昇、7業種が下落=30日後場

 30日後場の日経平均株価は、前日比165円67銭高の3万3486円89銭と4日ぶりに反発し、きょうの高値で取引を終えた。朝方は売りが先行。外国為替市場で1ドル=147円前後と、円が高止まりしていることも意識され、軟調な動きもみられた。売り一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを背景に、下げ渋る展開となった。後場に入り、株価指数先物に買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大。取引終了にかけて引き締まる格好となった。東証プライム市場の出来高は23億6681万株、売買代金は5兆5792億円。騰落銘柄数は値上がりが1014銘柄、値下がりが591銘柄、変わらず55銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株も堅調。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、SMC<6273.T>、コマツ<6301.T>などの機械株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株は下落した。

 個別では、大真空<6962.T>、黒崎播磨<5352.T>、ランドC<3924.T>、オーケストラ<6533.T>、TOWA<6315.T>などが上昇。半面、ACCESS<4813.T>、伊藤園<2593.T>、アイスタイル<3660.T>、ネットプロテ<7383.T>、さくら<3778.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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