日経平均は75円安、取引終了にかけ株価指数先物に買いで下げ縮小=29日大納会後場

 29日大納会後場の日経平均株価は、前日比75円45銭安の3万3464円17銭と続落、一方、TOPIX(東証株価指数)は同4.37ポイント高の2366.39ポイントと反発して取引を終えた。日経平均株価は前日の弱い動きが継続し、朝方から売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移したが、反応は限られた。後場に入り、様子見姿勢が強まるなか、午後2時36分には同234円45銭安の3万3305円17銭と、きょうの安値を付けた。その後、取引終了にかけ株価指数先物に断続的な買いが入り、下げ幅を縮小する展開となった。東証プライム市場の出来高は12億8510万株、売買代金は3兆818億円。騰落銘柄数は値上がりが1050銘柄と6割を超える一方、値下がりは544銘柄、変わらず64銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も安い。一方、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も高い。

 個別では、JIA<7172.T>、クスリアオキ<3549.T>、平和堂<8276.T>、多木化学<4025.T>、ユーグレナ<2931.T>などが下落。半面、フリービット<3843.T>、マルマエ<6264.T>、ips<4390.T>、楽天グループ<4755.T>、ソシオネクス<6526.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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