<米国株情報>アップル、血中酸素センサー機能を削除した「アップル・ウオッチ」を市場投入へ

株式

2024/1/19 10:14

 アップル<AAPL>が、特許侵害訴訟の影響で販売できていない腕時計型端末「アップル・ウオッチ」の修正モデルの市場投入を開始したことが同社ウエブサイトで明らかになった。

 23年9月に発売したアップル・ウオッチの最新モデル「9シリーズ」と「ウルトラ2」は、血中の酸素濃度を測定する機能が付いていたが、医療関連センサー大手マシモ(本社・カリフォルニア州アーバイン)が自社の特許が侵害されたと主張。USITC(米国際貿易委員会)が23年10月に国内輸入・販売を禁止する命令を出した。

 アップルはこれを不服として禁止命令の差し止めを求め、23年12月27日には一時的に販売が許可されたが、裁判所が1月18日に差し止めを解除し、販売禁止命令が再び適用されたため、アップルは同機能を削除したモデルの販売に舵を切った格好。

 USITCは23年10月26日、マシモと、その姉妹会社セラコール・ラボラトリーズが保有する血中酸素濃度を測定する光センサーに関する2件の特許をアップルが侵害したと認定。その上で、特許を侵害したとされる9シリーズとウルトラ2の国内販売の禁止を命じ、現在もアップルと連邦巡回区控訴裁判所で係争中となっている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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