<相場の読み筋>1月22日

2024/1/22 7:45

 前週末19日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比395.19ドル高の3万7863.80ドル、ナスダック総合指数は同255.320ポイント高の1万5310.968ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5881万株、ナスダック市場が53億3432万株だった。NYダウは、2日に付けた終値ベースの史上最高値(3万7715.04ドル)を更新した。1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)が78.8となり、市場予想平均の70.1を上回った。また、1年先のインフレ率見込みが2.9%と12月の確報値3.1%から低下し、インフレへの警戒感が後退。引き続き、半導体関連株を中心に物色された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやペイパル、アプライド・マテリアルズなどが値上がり率の上位に入っている。

 22日の東京株式は続伸後、上値を試す場面もありそう。現地19日の米国株式が続伸した動きを受け、買い先行スタートが見込まれる。日経平均株価は前週末19日に大幅反発。終値ベースで昨年来高値を更新したことで、先高期待の高まりから、堅調な値動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(前週末19日は148円26-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の前半(同161円30-34銭)と小動き。前週末19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などが、同19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同19日の大阪取引所清算値比300円高の3万6300円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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