<相場の読み筋>2月2日

2024/2/2 7:45

 1日の米国株式は、NYダウが前日比369.54ドル高の3万8519.84ドルと反発、ナスダック総合指数が同197.630ポイント高の1万5361.642ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9722万株、ナスダック市場が48億3662万株だった。NYダウは2日ぶりに、終値ベースでの史上最高値を更新した。米週間の新規失業保険申請件数が22万4000件となり、市場予想平均の21万2000件を上回った。軟調な労働市場の動向を受け、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)。株式への相対的な投資妙味が高まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、メルクやアムジェン、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが、値上がり率の上位に入っている。

 2日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、現地1日の米国株式が反発した流れを受け、買い優勢スタートとなりそう。米国で通常取引終了後にメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が決算を発表。初の配当を実施することを明らかにし、時間外取引で急騰したことから、メタバース関連株に物色の矛先が向かう場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(1日は146円80-82銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の前半(同158円45-49銭)と円安方向にある。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、オムロン<6645.T>、アドバンテス<6857.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比200円高の3万6120円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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