日経平均は16円安と3日ぶり小反落、取引終了にかけ底堅く推移=19日後場

 19日後場の日経平均株価は、前週末比16円86銭安の3万8470円38銭と3日ぶりに小反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同14.96ポイント高の2639.69ポイントと3日続伸した。日経平均は、前週末16日に史上最高値に接近した後は、上値が重い動きとなった。売りが先行し弱含みで推移するなか、一時小幅ながら反発する場面もみられたが、午前11時16分には、同205円54銭安の3万8281円70銭を付けた。後場は、現地19日の米国市場がプレジデンツ・デーの祝日で休場となることから、様子見姿勢が強まるなか、取引終了にかけ下げ幅を縮小し底堅く推移した。東証プライム市場の出来高は15億9574万株、売買代金は4兆3545億円。騰落銘柄数は値上がりが1245銘柄で7割を超えた。値下がりは374銘柄で、変わらずは37銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち7業種が下落、26業種が上昇した。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、富士通<6702.T>、アドバンテスト<6857.T>などの電気機器株が下落。ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も軟調。ANA<9202.T>、パスコ<9232.T>などの空運株も弱い。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高かった。

 個別では、日本CMK<6958.T>、ギフティ<4449.T>、ライドリC<2585.T>、芝浦<6590.T>、JBCCHD<9889.T>などが下落。半面、三菱鉛筆<7976.T>、スノーピーク<7816.T>、セック<3741.T>、Wismet<9260.T>、ベステラ<1433.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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