日経平均は106円安、先物主導の展開続き下げ渋る動きも=20日後場

 20日後場の日経平均株価は、前日比106円77銭安の3万8363円61銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同7.39ポイント安の2632.30ポイントと4日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は買いが先行したが、株価指数先物主導で乱高下した。後場に入り、売りが優勢となり日経平均は午後零時38分に、同182円34銭安の3万8288円04銭を付けた。その後は下げ渋る動きがみられ、取引終了近くには、先物に断続的な買いが入り下げ幅を縮小するなど、先物主導の展開が続いた。東証プライム市場の出来高は16億1113万株、売買代金は4兆4390億円。騰落銘柄数は値上がりが702銘柄、値下がりは899銘柄、変わらずは56銘柄。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も弱かった。一方、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が高かった。

 個別では、三井ES<7003.T>、平和堂<8276.T>、静岡ガス<9543.T>、TDCソフト<4687.T>、楽天グループ<4755.T>などが下落。半面、スノーピーク<7816.T>、佐鳥電機<7420.T>、日東紡<3110.T>、サンアスタ<4053.T>、ニーズウェル<3992.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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