日経平均は211円高、買いが先行後も堅調推移=26日前場

 26日前場の日経平均株価は、前営業日比211円12銭高の3万9309円80銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同22.37ポイント高の2683.08ポイントと続伸した。前週の強い地合いや、現地23日にNYダウが連日で史上最高値を更新したことなどを受け朝方から買いが先行。日経平均は午前10時40分に、同289円40銭高の3万9388円08銭を付けるなど、その後も高値圏で堅調に推移した。ただ、急ピッチな上昇による短期的な過熱感が警戒されたもようで、手じまい売りに上値が重くなる場面もみられた。東証プライム市場の出来高は10億4699万株、売買代金は2兆9196億円。騰落銘柄数は値上がりが995銘柄、値下がりは608銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落した。

 個別では、ブレインP<3655.T>、ウエルシアH<3141.T>、ACCESS<4813.T>、さくら<3778.T>、ツルハHD<3391.T>などが上昇。半面、イトーキ<7972.T>、大阪ソーダ<4046.T>、デクセリアル<4980.T>、Wismet<9260.T>、Jマテリアル<6055.T>などが下げている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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