日経平均は5円高と小幅3日続伸し史上最高値、後場はもみ合いで方向感に欠ける=27日後場

 27日後場の日経平均株価は、前日比5円81銭高の3万9239円52銭と小幅に3日続伸し3日続けて史上最高値を更新。TOPIX(東証株価指数)も同4.84ポイント高の2678.46ポイントと4日続伸し、連日で昨年来高値を塗り替えた。前日の地合いを引継ぎ朝方から買いが先行、日経平均は午前10時9分に同192円58銭高の3万9426円29銭と取引時間中の史上最高値を連日で更新した。ただ、買い一巡後、利益確定売りに上値が重く、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げに転じる場面もみられた。後場に入り前日終値(3万9233円)前後でのもみ合いが続き、方向感に欠ける展開だった。東証プライム市場の出来高は18億3983万株、売買代金は4兆9907億円。騰落銘柄数は値上がりが946銘柄、値下がりは668銘柄、変わらずは43銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落した。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。SMC<6273.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調だった。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株が下落した。

 個別では、じげん<3679.T>、ACCESS<4813.T>、日立造船<7004.T>、GMOPG<3769.T>、SREHD<2980.T>などが上昇。半面、マツキヨココ<3088.T>、明和産<8103.T>、三陽商<8011.T>、芝浦<6590.T>、Ine<4933.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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