日経平均は74円程度安、利益確定売り優勢の展開=28日前場

 28日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比74円程度安い3万9165円前後で推移する。きのう27日に上値の重い展開だったことから、売り優勢スタート。その後、上げ転換する場面もみられたが、利益確定売りに押されている。午前10時ちょうどには、同95円38銭安の3万9144円14銭を付けている。現地27日の米国株式は、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比20円高の3万9290円だった。

 業種別では、33業種のうち14業種が下落、19業種が上昇している。7&iHD<3382.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も軟調。伊藤忠<8001.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱い。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株などが高い。

 個別では、バロック<3548.T>、アレンザHD<3546.T>、エーアイテイ<9381.T>、松竹<9601.T>、MRO<3064.T>などが下落。半面、DeNA<2432.T>、三井ES<7003.T>、タツモ<6266.T>、北洋銀行<8524.T>、カナミックN<3939.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=150円台の半ば(27日は150円35-36銭)、1ユーロ=163円台の前半(同163円21-25銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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