日経平均は41円安と続落、取引終了間際に上げ転換場面も=29日後場

 29日後場の日経平均株価は、前日比41円84銭安の3万9166円19銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同0.78ポイント高の2675.73ポイントと小幅ながら反発した。前日の上値の重い状況や、現地28日の米国株安を受け、朝方は売りが優勢。日経平均は午前9時13分に、同331円22銭安の3万8876円81銭を付け、22日以来、1週間ぶりに3万9000円を割り込んだ。その後は、下げ渋る動き強まり、取引終了近くには上げ転換するなど、買い意欲の強さが伺える場面もみられた。外国為替市場では1ドル=149円台の後半と、円高方向に振れたが、影響は限られたようだ。東証プライム市場の出来高は23億6583万株。売買代金は6兆403億円で、16日以来の6兆円超えとなった。騰落銘柄数は値上がりが692銘柄、値下がりは927銘柄、変わらずは38銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇した。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も安い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、花王<4452.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も軟調。アサヒ<2502.T>、味の素<2802.T>などの食料品株や、ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱かった。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ZOZO<3092.T>、7&iHD<3382.T>などの小売株が上昇した。

 個別では、JDI<6740.T>、Ine<4933.T>、レノバ<9519.T>、瑞光<6279.T>、広済堂HD<7868.T>などが下落。半面、アルプス物<9055.T>、大黒天<2791.T>、JVCKW<6632.T>、四国化HD<4099.T>、あおぞら銀行<8304.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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