日経平均は744円高と大幅反発し終値ベースで史上最高値、TOPIXも昨年来高値を更新=1日後場

 1日後場の日経平均株価は、前日比744円63銭高の3万9910円82銭と3日ぶり大幅に反発し、終値ベースでの史上最高値を更新。TOPIX(東証株価指数)は同33.69ポイント高の2709.42ポイントと続伸し、3日ぶりに昨年来高値を塗り替えた。現地2月29日の米国株式が上昇した流れを受け、前場から堅調な値動きが続いた。先高期待を支えに、日経平均株価は午後2時50分に、同824円04銭高の3万9990円23銭を付け、史上初の4万円へ10円弱に迫る場面もみられた。ただ、大引けにかけては、短期的過熱感や週末要因などに押される格好となった。東証プライム市場の出来高は17億9096万株、売買代金は5兆1146億円。騰落銘柄数は値上がりが805銘柄、値下がりも805銘柄、変わらずは47銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、日シス技術<4323.T>、ビーウィズ<9216.T>、さくら<3778.T>、TOWA<6315.T>、東エレデバ<2760.T>などが上昇。半面、ラクーンHD<3031.T>、T&Gニーズ<4331.T>、アトラエ<6194.T>、広済堂HD<7868.T>、メンバーズ<2130.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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