日経平均は300円程度高、4万円乗せで取引時間中の史上最高値を更新=4日前場

 4日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比300円程度高い4万212円前後で推移する。前週末1日に大幅反発した地合いが継続。現地1日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新したことなどから、買いが先行した。その後もしっかりした値動きで、午前9時54分には、同390円48銭高の4万301円30銭を付けている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末1日の大阪取引所清算値比220円高の4万220円だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が上昇、20業種が下落している。中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も堅調。日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井倉HD<9302.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が安い。

 個別では、クロスキャット<2307.T>、さくら<3778.T>、マルマエ<6264.T>、ニーズウェル<3992.T>、ACCESS<4813.T>などが上昇。半面、KeePer<6036.T>、伊藤園<2593.T>、DyDo<2590.T>、Ubicom<3937.T>、川崎汽<9107.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=150円台の前半(前週末1日は150円49-50銭)、1ユーロ=162円台の半ば(同162円70-74銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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