日経平均は168円安、短期的な過熱感や米国株安で4万円割れ=5日前場

 5日前場の日経平均株価は、前日比168円62銭安の3万9940円61銭と3日ぶりに反落し、4万円を割り込んだ。TOPIX(東証株価指数)は同3.81ポイント高の2710.09ポイントと反発した。短期的な過熱感が警戒されたほか、現地4日の米国株安などもあり、朝方から売りが先行。手控えムードのなか日経平均は午前10時29分に、同268円89銭安の3万9840円34銭を付けた。その後は、やや下げ渋る動きがみられた。外国為替市場では1ドル=150円50銭前後と、足元ではやや円安方向にある。東証プライム市場の出来高は8億8159万株、売買代金は2兆5715億円。騰落銘柄数は値上がり813銘柄に対し、値下がり795銘柄と拮抗。変わらずは49銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇した。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も安い。東建物<8804.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、デンカ<4061.T>、信越化<4063.T>などの化学株も軟調。ニッスイ<1332.T>、雪国まいたけ<1375.T>などの水産農林株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も弱い。一方、大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>などの建設株や、住石HD<1514.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株が高い。

 個別では、内田洋行<8057.T>、三洋貿易<3176.T>、日本新薬<4516.T>、フルキャスH<4848.T>、DeNA<2432.T>などが下落。半面、クロスキャット<2307.T>、大林組<1802.T>、三井ES<7003.T>、さくら<3778.T>、鹿島<1812.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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