日経平均は459円程度安、売り一巡後は落ち着きどころを探る展開=12日前場

 12日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比459円程度安い3万8360円前後で推移する。きのう11日の弱い地合いが継続。シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、11日の大阪取引所清算値比350円安の3万8180円だったこともあり、同清算値にサヤ寄せする動きが先行。午前9時14分には、同543円65銭安の3万8276円84銭を付けている。その後は、下げ幅を縮小する場面もみられたが、落ち着きどころを探る展開となっている。現地11日の米国株式市場では、12日の米2月CPI(消費者物価指数)発表を控え、NYダウが反発した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまちだった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も軟調。三井松島HD<1518.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も弱い。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株がしっかり。

 個別では、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、トーホー<8142.T>、鳥貴族HD<3193.T>、そーせい<4565.T>などが下落。半面、セック<3741.T>、北越コーポ<3865.T>、JPHD<2749.T>、セルソース<4880.T>、Vコマース<2491.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=146円台の後半(11日は146円73-75銭)、1ユーロ=160円台の半ば(同160円54-58銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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