<相場の読み筋>3月19日

2024/3/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前週末比75.66ドル高の3万8790.43ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同130.274ポイント高の1万6103.448ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億720万株、ナスダック市場が48億485万株だった。ブルームバーグ通信は、アップルがグーグルの生成AI(人工知能)サービス「ジェミニ」をiPhone(アイフォーン)へ搭載する交渉を進めていると報じ、グーグルの持ち株会社であるアルファベットやアップルが買われた。ただ、19-20日にかけてFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されることもあり、買い一巡後は伸び悩む格好となった。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやウォルト・ディズニー、キャタピラーなどが値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均は現地18日の米国株高を受け、朝方は買い優勢スタートとなりそう。ただ、きのう18日に大幅高となった反動や、利益確定売りが見込まれる。また、日銀は金融政策決定会合で大規模緩和を解除する方針と報じられており、決定内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(18日は149円12-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円43-47銭)。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフー<4689.T>、ニデック<6594.T>、パナソニック<6752.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比105円安の3万9415円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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