日経平均は72円高と4日続伸、連日で終値ベースの史上最高値=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前日比72円77銭高の4万888円43銭と4日続伸し、連日で終値ベースの史上最高値を更新。TOPIX(東証株価指数)は同17.01ポイント高の2813.22ポイントと6日続伸し、連日で昨年来高値を塗り替えた。終値ベースで2800ポイントを回復するのは、90年1月11日(2814ポイント)以来、34年2カ月ぶり。

 現地21日の米国株高を受け、朝方から買いが先行。日経平均株価は午前9時4分に、同272円09銭高の4万1087円75銭を付けた。買い一巡後は、利益確定売りに上値が重い展開となり、後場は下げに転じる場面もみられた。ただ、下値を拾う動きから下げ渋る展開となったようだ。為替市場では、1ドル=150円50銭台と小動きが続いた。プライム市場の出来高は19億2481万株。売買代金は5兆2480億円。騰落銘柄数は値上がりが1083銘柄、値下がりは520銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 市場では「来週は3月配当落ちのほか、日経平均の銘柄入れ替えも控えることから、積極的な売買が控えられる場面もありそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下げた。

 個別では、C&FロジH<9099.T>、CIJ<4826.T>、ダイヤHD<6699.T>、円谷FH<2767.T>、セレス<3696.T>などが上昇。半面、インフロHD<5076.T>、大阪ソーダ<4046.T>、FPパートナ<7388.T>、さくら<3778.T>、日東工器<6151.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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