<相場の読み筋>3月25日

2024/3/25 7:45

 前週末22日の米国株式は、NYダウが前日比305.47ドル安の3万9475.90ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同26.983ポイント高の1万6428.819ポイントと5日続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は3日連続で史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億4195万株、ナスダック市場が41億476万株だった。21日の通常取引終了後、ナイキが第3四半期(23年12月-24年2月)決算を発表。粗利益率が市場予想平均に届かず、同社株が下落したことを受け消費関連銘柄が売られ、NYダウの重しとなった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことを受け、エヌビディアやアルファベット(グーグルの持株会社)、ネットフリックスなどが買われ総合指数の上昇を支えた。

 25日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は前週末22日、心理的なフシ目の4万1000円を突破したほか、終値ベースで史上最高値を更新した。ただ、現地22日の米国株式が不安定な値動きとなっていたことや、短期的な上昇による反動などで、利益確定売りが優勢となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(前週末22日は151円39-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の半ば(同163円87-91銭)と小動き。前週末22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、キーエンス<6861.T>、ホンダ<7267.T>、などが同22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同22日の大阪取引所清算値比155円安の4万555円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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