日経平均は201円高と反発、上げ幅拡大も取引終了にかけ伸び悩む=29日後場

 29日後場の日経平均株価は、前日比201円37銭高の4万369円44銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同17.81ポイント高の2768.62ポイントと反発して取引を終えた。朝方から、きのう28日に大幅下落した反動や、リバウンド狙いの買いが優勢でスタート。その後もジリ高基調が続き、日経平均は午後2時49分に、同353円64銭高の4万521円71銭を付ける場面もみられた。週末・月末・年度末が重なることや、日経平均採用銘柄の入れ替えに伴う売買が大引けで予定されていたこともあり、取引終了にかけて伸び悩む格好となった。為替相場は1ドル=151円30銭台でもみ合い。東証プライム市場の出来高は17億5159万株、売買代金は5兆890億円。騰落銘柄数は大幅に下落したきのう28日から一転し、値上がりが1367銘柄と8割を超え、値下がりは253銘柄。変わらずは32銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も堅調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落した。

 個別では、小糸製<7276.T>、野村マイクロ<6254.T>、KOKUSA<6525.T>、スターツ<8850.T>、デジタルHD<2389.T>などが上昇。半面、JDI<6740.T>、さくら<3778.T>、ビジョナル<4194.T>、ダイコク電<6430.T>、ソースネクス<4344.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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