日経平均は566円安と大幅反落、戻りは鈍く2週ぶり4万円割れ=1日後場

 1日後場の日経平均株価は、前週末比566円35銭安の3万9803円09銭、TOPIX(東証株価指数)も同47.40ポイント安の2721.22ポイントと大幅に反落した。朝方は前週末の反発した動きが継続し、買い先行スタートとなったが、戻り待ちの売りに押された。その後、株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり下げ幅を拡大。日経平均は、後場の寄り付き直後の午後零時30分に同662円99銭安の3万9706円45銭を付けた。戻りを試す場面もみられたものの、終値ベースで心理的なフシ目の4万円を割り込んだ。終値ベースでは3月18日(3万9740円44銭)以来、2週間ぶり。東証プライム市場の出来高は18億9505万株、売買代金は4兆6442億円。騰落銘柄数は値上がりが287銘柄にとどまり、値下がりはプライムの8割に相当する1331銘柄だった。変わらずは34銘柄。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も弱かった。一方、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇した。

 個別では、豊田織<6201.T>、マイクロニ<6871.T>、大栄環境<9336.T>、マルマエ<6264.T>、Fスターズ<3687.T>などが下落。半面、オーケストラ<6533.T>、レック<7874.T>、イーレックス<9517.T>、Jマテリアル<6055.T>、シチズン時計<7762.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ