日経平均は35円高と反発、方向感に欠け一時下げ転換する場面も=2日後場

 2日後場の日経平均株価は、前日比35円82銭高の3万9838円91銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同6.77ポイント安の2714.45ポイントと続落した。朝方から買いが先行し、日経平均は午前9時29分に、同347円96銭高の4万151円05銭を付けた。ただ、買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押された。後場には一時下げ転換する場面もみられるなど、方向感に欠ける展開となった。東証プライム市場の出来高は17億3605万株、売買代金は4兆4002億円。騰落銘柄数は値上がりが286銘柄にとどまり、値下がりはプライムの8割を超える1344銘柄だった。変わらずは24銘柄。

 業種別では、33業種のうち12業種が上昇、21業種が下落した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。NEC<6701.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下げた。

 個別では、日電子<6951.T>、KOKUSA<6525.T>、レノバ<9519.T>、あみやき<2753.T>、タツモ<6266.T>などが上昇。半面、三井ES<7003.T>、さくら<3778.T>、宮越HD<6620.T>、オーケストラ<6533.T>、日農薬<4997.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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