日経平均は781円安と大幅反落、週末要因や米雇用統計控え様子見=5日後場
5日後場の日経平均株価は、前日比781円39銭安の3万8992円08銭と大幅反落し、終値ベースでは3月18日(3万8935円)以来の3万9000円割れとなった。TOPIX(東証株価指数)も同29.38ポイント安の2702.62ポイントと反落した。米株安を受け朝方から売りが先行。弱含みの展開が続くなか、日経平均は午前10時57分に、同998円90銭安の3万8774円24銭と下げ幅が1000円に迫る場面もみられた。その後、下げ渋る動きをみせたものの、週末要因や、現地5日に米3月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まった。東証プライム市場の出来高は18億2633万株、売買代金は4兆5108億円。騰落銘柄数は値上がりが566銘柄、値下がりは1026銘柄、変わらずは60銘柄だった。
市場では「日経平均は今回の下げで値幅調整は済んだとみられるが、下げ幅が大きかったことから日柄調整が長引く可能性もありそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も安い。東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気ガス株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も弱かった。一方、クラボウ<3106.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの繊維株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が高い。
個別では、東邦鉛<5707.T>、三協立山<5932.T>、TOWA<6315.T>、ダイセキ<9793.T>、野村マイクロ<6254.T>などが下落。半面、オンワードH<8016.T>、アルインコ<5933.T>、ハローズ<2742.T>、ユニチカ<3103.T>、ライドリC<2585.T>などが上昇した。
(写真:123RF)
提供:ウエルスアドバイザー社
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