日経平均は354円高、後場に入り上値の重い展開に=8日後場

 8日後場の日経平均株価は、前週末比354円96銭高の3万9347円04銭と大幅に反発。TOPIX(東証株価指数)も同25.70ポイント高の2728.32ポイントと反発した。朝方から買いが先行。戻り待ちの売りを消化しながら堅調に推移し、日経平均は午前11時3分に、同625円28銭高の3万9617円36銭を付けた。後場はやや売りが優勢で取引を開始。上値の重い展開となり午後2時36分には200円強まで上げ幅を縮小する場面もみられた。東証プライム市場の出来高は15億6579万株、売買代金は4兆633億円。騰落銘柄数は値上がりが1226銘柄で全体の7割強となった一方、値下がりは383銘柄だった。変わらずは43銘柄。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株もしっかり。一方、日鉄鉱<1515.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、JAL<9201.T>の空運株が下落した。

 個別では、ジャステック<9717.T>(監理)、あいちFG<7389.T>、キユーピ<2809.T>、泉州電業<9824.T>、プロレドP<7034.T>などが上昇。半面、中部鋼鈑<5461.T>、瑞光<6279.T>、ユニチカ<3103.T>、サーラ<2734.T>、ダイセキ<9793.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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