<米国株情報>スピリット航空、エアバスからの納入延期とパイロットの一時解雇を決定

株式

2024/4/9 10:02

 経営不振に陥っている格安航空大手スピリット航空<SAVE>は8日、大規模なコスト削減策として、26年まで欧州航空最大手エアバスから新型機の納入を延期することと、9月1日から約260人のパイロットを一時解雇する方針を明らかにした。

 一時解雇と納入延期により、今後2年間で3億4000万ドルの流動性改善が期待できるとしている。エアバスからの納入30-31年の予定分も対象としており、27-29年予定分に変更はないとしている。

 スピリット航空は、ニューヨーク州を拠点とする同業大手ジェットブルー航空<JBLU>と合併することで合意していたが、米司法省が合併計画の差し止め訴訟を起こし、1月16日にボストン連邦地裁が計画の差し止めを言い渡した。これを受け、両社は3月4日、正式に合併計画を断念。スピリット航空の短期的な経営の悪化が警戒されている一方、スピリット航空が新しい合併先を模索することで格安航空業界の再編の動きが進むとの見方がある。

 なお、スピリットの株価は8日、コスト削減案を前向きに評価する買いにより、前週末比6.55%高の4.72ドルと3営業日ぶりに急反発した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ