日経平均は139円安と続落、プライム売買代金は3日ぶりに4兆円回復=11日後場

 11日後場の日経平均株価は、前日比139円18銭安の3万9442円63銭と続落した一方、TOPIX(東証株価指数)は同4.17ポイント高の2746.96ポイントと反発して取引を終えた。利下げ期待後退に伴う米株安を受け、朝方から売りが先行、日経平均は午前9時14分に、同516円50銭安の3万9065円31銭を付けた。その後は押し目買いから下げ渋る動きとなり、午後2時30分には108円程度安まで下げ幅を縮小した。外国為替市場で1ドル=152円80銭台とドル高・円安が進んだことも、輸出関連銘柄の下値を支えたようだ。東証プライム市場の出来高は16億735万株、売買代金は4兆1293億円と、3日ぶりに4兆円を回復した。騰落銘柄数は値上がりが697銘柄、値下がりは893銘柄、変わらずは62銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。ニトリHD<9843.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が安い。特種東海<3708.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。エムスリー<2413.T>、OLC<4661.T>などのサービス株や、大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株、東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株が上昇した。

 個別では、吉野家HD<9861.T>、リズム<7769.T>、サイゼリヤ<7581.T>、パルGH<2726.T>、KLab<3656.T>などが下落。半面、有沢製<5208.T>、トレファク<3093.T>、MRO<3064.T>、正興電機<6653.T>、東光高岳<6617.T>などが高かった。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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