日経平均は80円高と3日ぶり反発、週末要因もあり様子見=12日後場

きょうの場況

2024/4/12 15:26

 12日後場の日経平均株価が、前日比80円92銭高の3万9523円55銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)が同12.68ポイント高の2759.64ポイントと続伸して取引を終えた。現地11日の米国株式市場で、ハイテク株が堅調な値動きを示し、ナスダック総合指数が反発し終値ベースでの史上最高値を更新したことから、買いが先行。日経平均は午前9時3分に、同332円19銭高の3万9774円82銭を付けた。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったほか、週末要因もあり、様子見姿勢が強まったもよう。東証プライム市場の出来高は16億3518万株、売買代金は4兆5786億円。騰落銘柄数は値上がりが931銘柄、値下がりは664銘柄、変わらずは57銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、芙蓉リース<8424.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。AGC<5201.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、ニデック<6594.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も堅調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、INPEX<1605.T>の鉱業株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、ニトリHD<9843.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株が安い。

 個別では、ローツェ<6323.T>、ベルク<9974.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、さくら<3778.T>、オオバ<9765.T>などが上昇。半面、新光商<8141.T>、C&R社<4763.T>、SHIFT<3697.T>、佐鳥電機<7420.T>、三井ES<7003.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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