<相場の読み筋>4月19日

2024/4/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比22.07ドル高の3万7775.38ドルと反発、ナスダック総合指数は同81.874ポイント安の1万5601.499ポイントと5日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9409万株、ナスダック市場が46億7875万株だった。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、利下げを急ぐ必要はないとの考えを示した。早期の利下げ期待が後退し、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)。株価の相対的な割高感が意識され、軟調な展開となった。一方、NYダウは、ユナイテッドヘルスやトラベラーズ、ナイキなどが買われ、同指数の反発を支えた。米週間の新規失業保険申請件数は21万2000件と、市場予想平均の21万5000件よりも良好だった。

 19日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう18日に4日ぶりに反発したものの、取引終了にかけ上げ幅を縮小するなど上値が重い動きだった。週末要因から積極的な売買が期待しにくいなか、現地18日のSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が続落。指数寄与度の高い半導体関連株が軟調な展開を強いられそうで、指数の重しとなりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(18日は154円27-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同164円77-81銭)。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、LINEヤフ<4689.T>、アドバンテス<6857.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比380円安の3万7790円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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