日経平均は45円程度高、買い先行後は上値が重いもよう=22日前場

 22日午前10時すぎの日経平均株価は、前週末比45円程度高い3万7113円前後で推移する。前週末19日に大幅下落し、今年最大の下げとなった反動から、買い戻しやリバウンド狙いの買いが先行。午前9時16分に、同443円45銭高の3万7511円80銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに、上値は重いようだ。前週末19日の米国株式市場は、イスラエルがイランに報復攻撃を行ったと報じられたが、今回の攻撃は限定的との見方が優勢。NYダウは続伸し、ナスダック総合指数は6日続落となったが、影響は限られた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末19日の大阪取引所清算値比変わらずの3万7100円だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落している。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下げている。

 個別では、FIG<4392.T>、イーレックス<9517.T>、T&Gニーズ<4331.T>、イオンファン<4343.T>、トランザク<7818.T>などが上昇。半面、KOKUSA<6525.T>、SBIアルヒ<7198.T>、フリュー<6238.T>、タツモ<6266.T>、東精密<7729.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=154円台の半ば(前週末19日は154円47-49銭)、1ユーロ=164円台の半ば(同164円59-63銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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