<相場の読み筋>4月26日

2024/4/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比375.12ドル安の3万8085.80ドルと続落、ナスダック総合指数が同100.989ポイント安の1万5611.760ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8556万株、ナスダック市場が44億5482万株だった。米1-3月実質GDP(国内総生産)が、季節調整済みの年率換算で1.6%増となり、市場予想平均の同2.5%増に届かなかった。同時に発表された米1-3月PCE(個人消費支出)では、食品とエネルギーを除くコアで同3.7%増となり、市場予想平均の3.4%増を上回った。景気の鈍化が警戒されるなかで物価が上昇したことから、先行き不透明感が台頭。NYダウは一時、700ドルを超える下げをみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、IBMやキャタピラー、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。日経平均株価は、きのう25日に大幅下落した反動から、買い優勢スタートが見込まれる。買い一巡後は、日銀金融政策決定会合の結果や、その後の植田和男日銀総裁の会見内容を確認したいとして、積極的な売買は限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(25日は155円62-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の後半(同166円83-87銭)と小動き。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテス<6857.T>、キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比55円高の3万7665円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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