日経平均は470円高、取引終了にかけ上げ幅を取り戻す格好=30日後場
30日後場は日経平均株価が、前週末比470円90銭高の3万8405円66銭、TOPIX(東証株価指数)も同56.69ポイント高の2743.17ポイントと続伸して取引を終えた。現地29日の米国株式市場では、NYダウ・ナスダック総合指数が続伸。米国株高を追い風に、朝方から買いが先行した。堅調な地合いが続き、午前10時53分には、同673円41銭高の3万8608円17銭を付けた。後場に入り、戻り待ちの売りに押され、上げ幅を縮小する場面もみられたが、取引終了にかけ上げ幅を取り戻す格好となった。東証プライム市場の出来高は20億7443万株、売買代金は5兆6678億円。騰落銘柄数は値上がりが1374銘柄と8割を超えた一方、値下がりは247銘柄。変わらずは30銘柄だった。
業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も堅調。住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、王子HD<3861.T>のパルプ紙株が下落した。
個別では、ペプチドリム<4587.T>、三菱電<6503.T>、タムロン<7740.T>、SBテクノ<4726.T>(監理)、日精線<5659.T>などが上昇。半面、共英製鋼<5440.T>、エムスリー<2413.T>、日東電<6988.T>、アドバンテス<6857.T>、九電工<1959.T>などが下落した。
(写真:123RF)
提供:ウエルスアドバイザー社
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