日経平均は135円高、指数上昇もプライム値下がり銘柄6割超に=15日前場

 15日前場は日経平均株価が、前日比135円09銭高の3万8491円15銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)は同5.02ポイント高の2735.97ポイントと上昇した。きのう14日に、取引終了にかけて上げ幅を取り戻していたことに加え、現地14日の米国市場で、ナスダック総合指数が終値ベースでの史上最高値を更新したことから、買いが先行。日経平均は午前9時18分に、同460円54銭高の3万8816円60銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに押される格好。米国で4月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることもあり、買い一巡後は上値の重い展開となった。東証プライム市場の出来高は11億4417万株、売買代金は2兆6879億円。指数が上昇した一方で、騰落銘柄数は値上がりが545銘柄に対し、値下がりは1058銘柄と6割超を占め、変わらずは46銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落した。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三住トラスト<8309.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>などの繊維株、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が下げている。

 個別では、恵和<4251.T>、アトラエ<6194.T>、三浦工<6005.T>、三越伊勢丹<3099.T>、宮地エンジ<3431.T>などが上昇。半面、WDB<2475.T>、ニトリHD<9843.T>、三井海洋<6269.T>、フリュー<6238.T>、マーキュリア<7347.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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