日経平均は329円安と続落、プライム売買代金は1カ月ぶり4兆円割れ=22日後場

 22日後場は日経平均株価が、前日比329円83銭安の3万8617円10銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同22.36ポイント安の2737.36ポイントと下落し、安値で取引を終えた。現地21日の米国株式市場でSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が下落したことを受け、指数寄与度の大きい一部の値がさ半導体関連株を中心に売りが先行。現地22日に半導体大手エヌビディアの決算が発表される予定のため、手控えムードが強まるなか、手じまい売りに押された。日経平均は午後2時5分に、同335円99銭安の3万8592円94銭を付けた後も、きょうの安値圏で推移した。東証プライム市場の出来高は15億4459万株、売買代金は3兆8359億円で4月25日(3兆9669億円)以来、約1カ月ぶりに4兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がりが390銘柄、値下がりは1214銘柄、変わらずは45銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱い。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株、ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が高い。

 個別では、日鉄鉱<1515.T>、SHIFT<3697.T>、ネクステージ<3186.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、旭有機材<4216.T>などが下落。半面、C&FロジH<9099.T>、ゼビオHD<8281.T>、シャープ<6753.T>、Ubicom<3937.T>、不動テトラ<1813.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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