日経平均は256円程度高、買い先行後も高値圏で推移=31日前場

 31日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比256円程度高い3万8310円前後で推移。午前10時3分には、同279円64銭高の3万8333円77銭を付けている。現地30日の米国株式市場では、米セールスフォースの5-7月期業績予想が市場予想平均に届かなかったことが嫌気され、NYダウが3日続落、ナスダック総合指数も続落した。ただ、日本株については、きのう30日の下げで悪影響は織り込み済みとみられ、リバウンド狙いの買いが先行した。その後も、高値圏での値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比230円高の3万8230円だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、特種東海<3708.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が弱い。

 個別では、関西ペ<4613.T>、CYBOZU<4776.T>、TBSHD<9401.T>、Mエンター<3135.T>、大阪ソーダ<4046.T>などが上昇。半面、名鉄<9048.T>、プロレドP<7034.T>、東邦システム<4333.T>、東エレク<8035.T>、ミロク情報<9928.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=156円台の後半(30日は156円96-98銭)、1ユーロ=169円台の後半(同169円65-69銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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