日経平均351円高と3日ぶり大幅反発、買い一巡後は上値重い=6日前場

 6日前場は日経平均株価が、前日比351円58銭高の3万8841円75銭と大幅反発、TOPIX(東証株価指数)が同16.71ポイント高の2764.93ポイントと、そろって3日ぶりに反発した。現地5日の米国株高を受け、半導体関連株を中心に朝方から買いが先行。日経平均は午前9時32分に、同521円76銭高の3万9011円93銭と、取引時間中としては3日ぶりに3万9000円台を回復する場面もみられた。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押され、上値の重い展開だった。東証プライム市場の出来高は8億7371万株、売買代金は2兆3540億円。騰落銘柄数は値上がりが675銘柄と、値下がりの907銘柄を下回った。変わらずは65銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株や、三菱倉<9301.T>、トラシティ<9310.T>などの倉庫運輸株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が安い。

 個別では、大阪ソーダ<4046.T>、ミマキエンジ<6638.T>、双葉電子<6986.T>、ミガロHD<5535.T>、クレセゾン<8253.T>などが上昇。半面、ワールド<3612.T>、アルプスA<6770.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、くら寿司<2695.T>、SHIFT<3697.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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