日経平均117円高、続伸もプライム騰落銘柄は値下がり多い=11日前場

 11日前場は日経平均株価が、前日比117円00銭高の3万9155円16銭、TOPIX(東証株価指数)が同5.78ポイント高の2788.27ポイントと、そろって続伸した。現地10日の米国株高を背景に、朝方から買いが先行。日経平均株価は、午前9時55分に、同298円50銭高の3万9336円66銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに加え、時間外取引での米株価指数先物の下落や、香港ハンセン指数や中国・上海総合指数も下げたことが意識されたもようで、上げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は6億5465万株、売買代金は1兆7437億円。騰落銘柄数は値上がり747銘柄に対し、値下がりが815銘柄と多い。変わらずは84銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。関西電<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、ファーマF<2929.T>、K&Oエナジ<1663.T>、エタナルHG<3193.T>、東京計器<7721.T>、マイクロニ<6871.T>などが上昇。半面、Bガレージ<3180.T>、アルトナー<2163.T>、安田倉<9324.T>、ミガロHD<5535.T>、ネオジャパン<3921.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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