日経平均45円安と続落、プライム銘柄の8割近くが下落=13日前場

 13日前場は日経平均株価が、前日比45円35銭安の3万8831円36銭と続落、TOPIX(東証株価指数)が同17.71ポイント安の2738.73ポイントと3日続落して取引を終えた。現地12日の米国で、インフレの鈍化に加え、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果がおおむね想定内だったことを受け、ナスダック総合指数が3日連続で終値ベースの史上最高値を更新。それにより日本株も買いが先行したもの、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、上値は重かった。日経平均は前場終了近い時間に下げ転換し、前引け間際の午前11時30分に、同45円98銭安の3万8830円73銭を付けている。東証プライム市場の出来高は8億1252万株、売買代金は2兆357億円。騰落銘柄数は値上がり327銘柄に対し、値下がりが1283銘柄と全体の8割に迫る。変わらずは36銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が下落。三井金<5706.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱かった。一方、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、サイバー<4751.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇した。

 個別では、FPパートナ<7388.T>、JTEC<3446.T>、オロ<3983.T>、三洋貿易<3176.T>、Bガレージ<3180.T>などが下落。半面、エニカラー<5032.T>、ミガロHD<5535.T>、CRE<3458.T>、巴工業<6309.T>、GMOPG<3769.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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