日経平均708円と大幅反落、一時半月ぶり3万8000円割れ=17日前場

 17日前場は日経平均株価が、前週末比708円15銭安の3万8106円41銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)が同40.90ポイント安の2705.71ポイントと、そろって反落して取引を終えた。朝方から、前週末の伸び悩んだことや、現地14日のフランス市場で、右派台頭への警戒感からCAC40指数が続落したことなどから、売りが先行。日経平均は午前10時29分に、同858円07銭安の3万7956円49銭を付け、取引時間中としては5月30日以来、半月ぶりに心理的なフシ目の3万8000円を割り込んだ。その後、下げ渋る動きがみられたが、手控えムードもあり戻りは限られているようだ。東証プライム市場の出来高は7億7651万株、売買代金は1兆7783億円。騰落銘柄数は値上がりが246銘柄にとどまった一方、値下がりは1367銘柄と全体の8割を超えた。変わらずは32銘柄。

 業種別では、全33業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金<5706.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株も弱い。

 個別では、ギフトHD<9279.T>、フリービット<3843.T>、パーク24<4666.T>、LinkUG<4446.T>、カドカワ<9468.T>などが下落。半面、ファンケル<4921.T>(監理)、曙ブレキ<7238.T>、プロレドP<7034.T>、コプロHD<7059.T>、ネオジャパン<3921.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ