<相場の読み筋>6月24日

2024/6/24 7:45

 前週末21日の米国株式は、NYダウが前日比15.57ドル高の3万9150.33ドルと4日続伸、ナスダック総合指数は同32.226ポイント安の1万7689.361ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が36億330万株、ナスダック市場が77億2963万株だった。米6月総合PMI(購買担当者景気指数)速報値が54.6と市場予想平均の53.5を上回った。一方、5月景気先行指数が前月比0.5%減となり、市場予想平均の0.3%減よりも悪かった。好悪入り混じる経済指標を受け、売り買いが交錯し方向感に欠ける格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーやエヌビディア、アプライド・マテリアルズなどが下落した。また、同日は株価指数先物・オプション、個別株オプションの決済日にあたるトリプルウィッチングのため、出来高が膨らんだ。

 24日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価は前週末21日、戻り待ちの売りに押される格好となった。米国株も不安定な値動きとなっていることもあり、積極的に買い進む動きは限られそうだ。一方、為替相場は、ドル・円が1ドル=159円台の半ば(前週末21日は158円76-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の後半(同169円54-58銭)と円安方向に振れている。円安を受け、輸出関連銘柄を中心に、下げ渋る場面も想定される。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフ<4689.T>、ニデック<6594.T>、キーエンス<6861.T>などが、同21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比125円安の3万8475円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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