日経平均は51円程度安、株価指数先物に断続的な売り買いで荒い値動き=24日前場

 24日午前10時20分すぎの日経平均株価は、前週末比51円程度安い3万8545円前後で推移する。朝方は、前週末の弱い動きが継続した。午前9時2分には、同180円40銭安の3万8416円07銭を付けている。ただ、売り一巡後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換する場面もみられるなど、荒い値動きとなっている。現地21日の米国株式市場では、好悪入り混じる経済指標を受け、NYダウが4日続伸した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、方向感に乏しかった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比125円安の3万8475円だった。

 業種別では、全33業種のうち20業種が下落、13業種が上昇している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。ブリヂス<5108.T>、オカモト<5122.T>などのゴム製品株や、住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も安い。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。中部電<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も弱い。一方、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇している。

 個別では、エンビプロH<5698.T>、カドカワ<9468.T>、アイザワ証G<8708.T>、古河電池<6937.T>、メルカリ<4385.T>などが下落。半面、トリケミカル<4369.T>、ビジョン<9416.T>、FPパートナ<7388.T>、アトラエ<6194.T>、ユニチカ<3103.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時20分時点で、1ドル=159円台の半ば(前週末21日は158円76-79銭)、1ユーロ=170円台の半ば(同169円54-58銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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