日経平均386円高、大幅反発もプライムは値下がり銘柄数多い=28日前場

 28日前場は日経平均株価が、前日比386円37銭高の3万9727円91銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も、同22.81ポイント高の2816.51ポイントと反発した。現地27日の米国株式が上昇したことを受け、朝方からしっかりした値動きでスタート。その後、日経平均は午前10時54分に、同442円16銭高の3万9783円70銭を付けるなど、総じて堅調だった。日本時間の午前10時すぎ、米大統領選に向けたバイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会が開始されたが、その影響は限られたようだ。東証プライム市場の出来高は8億746万株、売買代金は1兆9564億円。騰落銘柄数は値上がりが648銘柄にとどまった一方、値下がりは942銘柄と多い。変わらずは55銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、日本紙<3863.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が安い。

 個別では、住友ファーマ<4506.T>、アトラエ<6194.T>、FPパートナ<7388.T>、藤田観<9722.T>、荏原<6361.T>などが上昇。半面、プロレドP<7034.T>、カドカワ<9468.T>、太平電<1968.T>、くら寿司<2695.T>、日比谷設備<1982.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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