日経平均325円安と4日ぶり大幅反落、売り一巡後も弱含みの展開=27日後場

 27日後場は日経平均株価が、前日比325円53銭安の3万9341円54銭と4日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)も、同9.25ポイント安の2793.70ポイントと4日ぶりに下落した。日経平均は、直近で3連騰し1000円を超える上昇をみせていたことや、6月末配当の権利落ちの影響で朝方から売りが先行。午前10時15分には、同473円56銭安の3万9193円51銭を付けた。売り一巡後は、手掛かり材料に欠けるなか、弱含みの展開が続いた。また、現地27日には米大統領選に向けた候補者による第1回テレビ討論会が開催されることもあり、内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まったようだ。東証プライム市場の出来高は16億2759万株、売買代金は3兆9859億円。騰落柄数は値上がりが896銘柄、値下がりは677銘柄、変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も安い。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、東精密<7729.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も弱かった。一方、第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が高い。

 個別では、東洋証<8614.T>、チェンジHD<3962.T>、チャームケア<6062.T>、あすか製薬H<4886.T>、メディアスH<3154.T>などが下落。半面、JDI<6740.T>、宮越HD<6620.T>、カーリットH<4275.T>、ミガロHD<5535.T>、大有機化<4187.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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