日経平均443円高で3カ月ぶり4万円回復、TOPIXは連日の年初来高値=2日後場

 2日後場は日経平均株価が、前日比443円63銭高の4万74円69銭、TOPIX(東証株価指数)が同32.34ポイント高の2856.62ポイントと、そろって大幅に3日続伸して取引を終了。日経平均は午後1時53分に、同482円42銭高の4万113円48銭を付ける場面がみられた。利益確定売りに押されたものの、投資家心理の好転が上昇を支えたもよう。終値ベースでは3月29日(4万369円44銭)以来、約3カ月ぶりに4万円を回復した。TOPIXも堅調な値動きが継続し連日で終値ベースの年初来高値を更新した。東証プライム市場の出来高は18億5011万株、売買代金は4兆5345億円。騰落銘柄数は値上がりが864銘柄、値下がりは720銘柄、変わらず61銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が安い。

 個別では、川崎汽<9107.T>、ミネベアM<6479.T>、甜菜糖<2108.T>、大和冷機<6459.T>、JPHD<2749.T>などが上昇。半面、ミガロHD<5535.T>、トーエネク<1946.T>、ネクステージ<3186.T>、KeePer<6036.T>、インソース<6200.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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