日経平均606円上昇し高値引け、半導体がけん引し強い地合いが継続=9日前場

 9日前場は日経平均株価が、前日比606円10銭高の4万1386円80銭と、高値で取引を終え連日で取引時間中の史上最高値を塗り替えた。TOPIX(東証株価指数)が同17.76ポイント高の2885.37ポイントと3日ぶりに反発した。現地8日の米国市場でナスダック総合指数が5日連続で史上最高値を更新した動きを受け買いが先行。半導体関連株が買われたほか、株価指数先物に断続的な買いが入ったことで上げ幅を拡大した。東証プライム市場の出来高は8億3522万株、売買代金は2兆572億円。騰落銘柄数は値上がりが990銘柄で6割を占めた一方、値下がりは590銘柄だった。変わらずは64銘柄。

 業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、三井金<5706.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株が上昇。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も高い。ガンホー<3765.T>、トレンド<4704.T>などの情報通信株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。帝人<3401.T>、デサント<8114.T>などの繊維株や、M&ACH<2127.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落した。

 個別では、フジクラ<5803.T>、WNIウェザ<4825.T>、デサント<8114.T>、芝浦<6590.T>、ファイバーG<9450.T>などが上昇。半面、UNEXTH<9418.T>、タナベコン<9644.T>、ウエルシアH<3141.T>、SGHD<9143.T>、クリエイトH<3148.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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