<相場の読み筋>8月22日

2018/8/22 7:29

 21日の米国株式は、4日続伸した。NYダウが前日比63.60ドル高の2万5822.29ドル、ナスダック総合指数が同38.167ポイント高の7859.173ポイントで取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億3576万株、ナスダック市場が17億1994万株。手掛かり材料難のなか、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が4日続伸したことから、石油関連銘柄が堅調だった。ただ、米中の貿易摩擦を巡り22-23日にかけて実務者レベルの協議が行われるほか、22日には7月31日、8月1日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録の発表を控えることから、積極的な売買は限られたようだ。NYダウ採用銘柄では、インテルやゴールドマン・サックス、ホームデポなどが値上がり率上位に入っている。

 22日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。21日の米国株式が4日続伸し、為替市場で対ドルが落ち着いた動きとなっていることから、買いが先行しそうだ。ただ、売買材料に乏しく、東証1部の売買代金が3日続けて2兆円を割り込むなど低調で、一本調子での上昇は考えづらく、株価指数先物への仕掛け的な売買には注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(21日終値110円16-17銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同126円84-88銭)と円安に振れている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、ソニー<6758.T>、日産自<7201.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比90円高の2万2310円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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