<相場の読み筋>11月1日
2018/11/1 7:29
10月31日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比241.12ドル高の2万5115.76ドル、ナスダック総合指数が同144.249ポイント高の7305.899ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が12億8672万株、ナスダック市場が28億3556万株だった。30日の通常取引終了後に7-9月期の決算を発表したフェイスブックが、市場予想を上回る1株利益を計上。株価は足元で下落していただけに大幅に反発し、他のハイテク銘柄にも買いが広がった。10月ADP雇用統計で、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比22万7000人増となり、市場予想平均の同18万7000人増を大きく上回ったことも支えとなった。NYダウ採用銘柄では、ビザやキャタピラー、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。
11月1日の東京株式は、前日に大幅高を演じていただけに、売りが先行しそうだ。引き続き、落ち着きどころを探るとみられるなか、日本時間の10時45分には、中国で10月財新製造業PMIが発表される。中国経済の先行き不透明感が警戒されるなか、同指標の内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(10月31日終値113円19-21銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同128円43-47銭)と円高に振れている。為替市場の動きに対し、神経質な展開となることも予想される。10月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、KDDI<9433.T>、NTTドコモ<9437.T>などを中心に、同31日の東京終値に比べほぼ全面安だった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比110円安の2万1770円。
(イメージ写真提供:123RF)
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