<相場の読み筋>3月4日

2019/3/4 7:34

 前週末1日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比110.32ドル高の2万6026.32ドル、ナスダック総合指数が同62.821ポイント高の7595.353ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が9億5287万株、ナスダック市場が24億6797万株だった。米ブルームバーグ通信社は、米中の貿易問題に関し、両国の首脳が早ければ3月の半ばにも会談を行うと報道。貿易協議の進展期待が高まり、買いが優勢だった。ただ、2月のISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数が54.2となり、市場予想平均の55.8に届かず、伸び悩む場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、シェブロンやナイキ、ユナイテッドヘルスなどが、値上がり率の上位に入っている。

 4日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。手掛かり材料には乏しいものの、前週末1日の好地合いや、米国株高もあり買い先行のスタートが期待される。引き続き、米中貿易協議の進展期待が下支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末1日終値は111円81-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の前半(同127円15-19銭)と小動き。為替の落ち着きも支援材料になるとみられる。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比135円高の2万1755円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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