<相場の読み筋>3月18日

2019/3/18 7:35

 前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比138.93ドル高の2万5848.87ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同57.617ポイント高の7688.527ポイントと反発して取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が27億3550万株、ナスダック市場が31億8866万株だった。中国国営の新華社通信は15日、劉鶴副首相とムニューシン米財務長官との電話会談で、貿易協議に関し実質的な前進があったと報道。両国間の貿易対立解消に向けた期待感から、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。NYダウ採用銘柄では、インテルやボーイング、ファイザーなどが値上がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。前週末15日に反発した動きや、欧米株式が上昇したこともあり、買い先行でスタートしそうだ。手掛かり材料難が続くが、米中対立の緩和期待から、堅調な展開が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(前週末15日終値は111円65-66銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円45-49銭)とやや円高方向にある。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比90円高の2万1330円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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