<相場の読み筋>3月25日

2019/3/25 7:42

 前週末22日の米国株式は、NYダウが前日比460.19ドル安の2万5502.32ドルと大幅反落、ナスダック総合指数が同196.292ポイント安の7642.667ポイントと6日ぶりに急反落して取引を終了。NYダウは、1月2日の660.02ドル安以来、今年2番目の下げ幅となった。出来高概算はニューヨーク市場が10億5644万株、ナスダック市場が25億2632万株。3月ドイツ製造業PMI(購買担当者景気指数)が44.7となり、市場予想平均の48.0を下回った。欧州経済を支える同国の先行き景気に対する警戒感から、欧州の主要株価指数が下落。その流れが米国市場にも波及し大幅安となった。NYダウ採用銘柄では、ナイキやダウ・デュポン、キャタピラーなどが値下がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。前週末22日の欧米の主要株価指数が下落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末22日終値は110円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の前半(同126円12-16銭)と円高に振れている。円高の動きも重なり、下値模索を強いられる場面も想定される。売り一巡後、あす26日の3月期配当権利付き最終売買日を前に、比較的に配当利回りの高い銘柄には配当取りの動きがみられそう。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、任天堂<7974.T>、ソフバンG<9984.T>などを中心に、22日の東京終値に比べ全面安。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比355円安の2万985円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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