<相場の読み筋>6月25日

2019/6/25 7:28

 24日の米国株式は、NYダウが前週末比8.41ドル高の2万6727.54ドルと小反発、ナスダック総合指数は同26.011ポイント安の8005.696ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億172万株、ナスダック市場が19億8269万株だった。28日から大阪で開催されるG20(20カ国・地域)首脳会議に合わせて予定されている米中首脳会談を前に、米中の閣僚級による貿易協議が、25日にも開催されると報じられた。一方で、米政府はイランに対して追加の制裁を発動。先行き不透明感から、様子見ムードとなったようだ。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)やユナイテッド・テクノロジーズ、メルクなどが値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、方向感の出づらい展開か。現地24日の米国株式は、NYダウが小反発した一方、ナスダック総合指数が続落するなど、まちまちの動きだった。きのう24日の東京市場は、東証1部の売買代金が1兆4115億円と4年半ぶりの低水準となるなど、物色意欲が後退。引き続き模様眺めムードが強まる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(24日終値は107円41-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同122円18-22銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比65円安の2万1165円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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