<相場の読み筋>6月27日

2019/6/27 7:24

 26日の米国株式は、NYダウが前日比11.40ドル安の2万6536.82ドルと続落、ナスダック総合指数は同25.254ポイント高の7909.971ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億2147万株、ナスダック市場が20億5626万株だった。ムニューシン米財務長官が、CNBCのインタビューで、中国との貿易協議について「完了させる道はある」と発言。同協議の進展を期待し、NYダウは一時110ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、買い一巡後は、様子見ムードが広がるなか、ポジション調整の売りに押される格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアマゾン・ドット・コム、インテルなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

 27日の東京株式は、堅調な展開か。きのう26日の日経平均株価は、25日線(26日時点は2万1033円)が意識され、下げ渋る動きをみせていた。手掛かり材料に乏しい状況が続くが、同線が下支えする格好となりそう。ただ、米中貿易協議や中東情勢の行方など、気がかりな要因もあることから、模様眺めムードが続く可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(26日終値は107円45-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同122円11-15銭)と円安に傾いている。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比50円高の2万1100円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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